2015年5月31日日曜日

「相殺の謡を使ってもいいですか?」という質問の意味について

先日入ったある野良徒党で、能楽使いの人がボス戦の前に「相殺の謡を使ってもいいですか?」と質問していたのに、他の徒党員の多くがその質問の真意を理解できず微妙な空気が流れる、という場面に遭遇しました。

たまたま筆者はメインキャラの職が能楽なおかげでどういう意味で聞いたのか推測できたので、キモイほどの老婆心を発動させて補足説明してあげることができましたが、それと同時にこの質問はもしかすると意味がわからないという方が少なくないのではないかとそのときに思われたのでした。

能楽の「相殺の謡を使ってもいいですか?」という質問は、全く党首になど向けられていないとまでは言いませんが、主としては回復役の方に聞いているのです



相殺の謡の話の前に少しだけ別の技能の話をしますが、能楽には特化7に蝮避けの謡、特化9に浄呪の謡という技能があります。



蝮避けの謡・・・場に毒ダメージ無効の地勢を宿らせる。

浄呪の謡・・・行動ごとに生命力ダメージを無効化する地勢を宿らせる。



この2つの技能は、地勢アイコンが同じなので同時出しできません。したがいまして以前は、能楽がスリップダメージと赤キラに同時対応することはできませんでした。

しかし特化10が導入されて、相殺の謡という技能が追加されました。

これは簡単にいうと、蝮避け+浄呪とでもいうべき技能です。とても便利な技能で、基本的に筆者の能楽キャラの実装からも外されることがほとんどありません。ところが、技能の説明をよく読むと、実は注意すべき点が1つあります。



相殺の謡・・・場に生命力への継続ダメージや継続回復、行動ごとのダメージや回復をすべて無効化する地勢を宿らせる。



蝮避け・浄呪はダメージが無効になるだけだったのですが、相殺は継続回復や行動毎回復も無効化してしまうのです。

というわけで、前述の能楽使いの方は、それでもいいですかと聞いているのです。能楽は結構実装枠がキツキツですから、蝮避けと相殺といった似たような技能の両方を積むことなど当然したくありません。よって、「おぬし相殺を使ってくれるな」という場合は、ボス戦前に蝮避けに入れ替えなければいけないから聞いているのです。なお、能楽は解呪で赤キラを消すことができませんので、蝮避けに切り替えれば行動毎ダメをどうするかという問題が出てきます。その点まで踏まえた上で回復役の人にこの質問に答えてもらえますと、おそらく全国3000万人(推定)の能楽使いはありがたいはずです。

なお、「相殺使わないで」というリクエストは筆者もされたことがありますが、これはなんだか覚醒流派導入以降によく言われるようになった気がします。覚醒流派以前から継続回復とかは存在していたわけですが、ひょっとすると今まで神通さんとか実は心の中では怒っていたのかな?




以上です。








以下愚痴のような余談となりますので絶対に読まないで下さい









というわけで、筆者もこの件の後、「なるほど、相殺を使っていいか確認するのっていいな」と思って完全にその能楽使いをパクることにしまして、板募集の野良徒党に入ったときに「相殺の謡を使っていいですか?」と聞いてみました。そうしたら党首に即座に「あのー、そういう細かいことは自分で考えてもらえないですか」と怒られてしまいました。ショボン・・・

筆者は個人的には、たとえせっかくの継続回復や行動毎回復が無効化されしまったとしても、それでも赤キラとスリップダメが両方あるボスでは相殺を置くのがいいと思っていますが、それをいちおう相談することがそんなに悪いことなのでしょうか。と、そんな気持ちをグッとおさえてその場は「はい。すみませんでした」と言っておきました。

そこでまた別の徒党に入ったときに、今度はボス前に「薬さん、相殺の謡は使っていいですか?」と「薬さん」とつけて聞いてみました。これでおそらく少なくとも党首には怒られまい。するとそのときの薬さんは「活も無効になるんですよね。でも、使っていいですよ」と答えてくれました。「おお、この薬師はわかっている人だ」と思いました。今度からは「薬さん」とつけて聞こうと決意しました。

そして、蝮に積み替えること無く相殺を実装したままボス戦に突入しました。ところがいざ相殺を使おうとして「相殺の謡」と宣言したところ、その瞬間にその薬さんはなんと突然「使わないでください」と言ったのです(正確に言うともうちょっと変な語尾の言い方なのですが)。


えええええええええええええ?!?!


こうなるのが嫌だから、ボス戦の前に聞いたのに・・・。さっきの「使っていいですよ」はいったい何だったんだろう。


こうして筆者はそこそこのトラウマにより「相殺使ってもいいですか」とはあまり聞かなくなってしまい、野良で心を開くこともなくなりましたとさ。めでたしめでたし。(拍手)

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